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環境問題は別のところにある!?「レジ袋有料化」は本当に必要か?


プラスチックが環境破壊

 本日、7月1日から、レジ袋が有料化された。

 これは近年、海洋に含まれるプラスチック粒子、マイクロプラスチックが大きな問題になっているからだ。粒子に付着した有害物質が生物に取り込まれ、人間にも大きな影響を及ぼすとされている。
 
 そこで世界は脱プラに動き始め、先進国は軒並みレジ袋を有料化。禁止している国さえあり、日本も遅ればせながらようやくその波に乗ったというわけだ。

 経産省のHPには「プラスチックの過剰な使用を抑制」し、「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで」、「それが本当に必要か」、「ライフスタイルを見直すきっかけ」として欲しいとレジ袋有料化の理由謳ってる。

 さらに多くのサイトでは、レジ袋が削減されれば資源の削減にもなり、CO2の排出削減にもつながるというのである。日本で消費されるレジ袋は実に300億枚。確かに削減はエコになりそうだ。

疑問だらけ

 だが、この謳い文句は本当なのか?

 海洋のプラスチックゴミで比率が高いのは漁網やロープ(26.2%)、発泡スチロールブイ(14.9%)など産業用品だ。次いで飲料用ボトル(12.7%)、ブイ(8.9%)と続く。肝心のレジ袋はというと、わずか0.3%。もちろん、0.3%であっても削減することは意義があるだろうが・・・

 また、レジ袋の多くは廃油などで出来ており、レジ袋の削減が資源の削減にはほとんどつながらない。そしてレジ袋の多くは高密度ポリエチレン製であり、燃やしても発生するのは二酸化炭素と水がほとんど。有害物質が発生するのはごく稀だ。
 
 ヨーロッパなどでは、レジ袋の代わりに紙袋を使用しているところもあるが、燃やした場合、紙のほうがよりCO2が出るのだ。

 レジ袋削減はあまり意味がないという研究は多数ある。参考にその中のひとつ、中央大学の論文を参照して頂きたい。
https://www.chuo-u.ac.jp/usr/jhs_activity/award/winentries/6th_result/result03/

 マイバッグが増えれば、万引きも増えるというデータもある。また買い物の利便性が失われ、買う機会を減少させる可能性もある。

 レジ袋有料化は世界的な流れであるため、それに対して反対は表明しないし、わずかでもプラスチックゴミは減らすべきだ。が、環境破壊を緩和させたいのであれば、もっと別の方法を模索すべきではないだろうか。