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富士山、阿蘇山・・・いつ日本列島で同時噴火が起きても不思議ではない


 新型コロナの新規感染者が増え始めた矢先の豪雨被害。もうこれ以上苦しめないで欲しいと思っていたときに、不意に飛び込んできたのが、阿蘇山で火山性微動が観測され、噴火の恐れがあるというニュースである。実は、日本全国の火山はいつ噴火してもおかしくない状態だという。

東北大震災後に噴火多発

 新型コロナ感染拡大のニュースばかりで、我々の耳にはほとんど届いていなかったが、3月末、政府の中央防災会議作業部会は富士山が噴火した場合の被害想定を発表していた。首都圏は完全に麻痺してしまうという内容だが、噴火の可能性があるからこそ政府はシミュレーションをしたわけだ。

 富士山の噴火は東北大震災以降、話題になることが多くなった。推定マグニチュード8.6~9クラスと推定される宝永地震の49日後に富士山が噴火したためだ。

 富士山は20年ほど前から深部低周波地震が多く観測されるようになり、3.11の4日後に起きた富士山直下でマグニチュード6.4の地震発生以降、活発な状態が続いている。いつ噴火してもおかしくな状態だという。

 東北大震災では、大陸プレートにたまったエネルギーが開放されたため、日本列島はアメリカ側に5メートルも移動したのだ。日本列島の地殻に変化が起きないはずはない。

カルデラ噴火の可能性

 実際、3.11後、4年で8つの火山が噴火している。阿蘇山もそのひとつだ。2014年に20年ぶりに噴火し、2016年に熊本地震。それに連動するように阿蘇山は40年ぶりとなる大噴火を起こした。そして、7月15日、気象庁が阿蘇山の火山活動が活発化していることを警告した。

 火山活動が活発になっているのは阿蘇山だけではない。浅間山、草津白根山も活発化している。また、最近では諏訪之瀬島では爆発的噴火が起き、西之島でもマグマが上空200メートルまで吹き上がる観測初の大噴火を起こしている。

 阿蘇山の噴火が恐ろしいのが、これまで破局的な大噴火を起こしていることだ。巨大カルデラ噴火が起き、火砕流は山口県まで届き、火山灰は北海道まで達したという。もし、阿蘇山がカルデラ噴火した場合、発生後2時間で700万人が死亡するとも言われている。

 日本列島で巨大カルデラ噴火が今後100年に起きる確率は約1%だが、熊本地震は30年以内に発生する確率をほぼ0%~ 0.9%と発表されていたことを考えると、高い確率である。

 日本列島の火山が活発化している現在、何か拍子で富士山や阿蘇山が大噴火を起こしても何ら不思議ではない。