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面倒?簡単?9月スタートの「マイナポイント」とは


 お盆休みが終わると、あっという間に9月になってしまう。その9月からはじまるのが「マイナポイント事業」だ。知名度は高いが、内容がイマイチよくわからない。そんな方々のために利点や落とし穴について説明したい。

25% 5000円が還元

 マイナポイントとは、ざっくりと説明するとマイナンバーカードを所持する人がキャッシュレス決済をしたときに付与されるポイントのことである。
 
 付与されるポイントは、チャージ、または買い物をした場合に、購入額の25%が還元される。

 昨年10月から今年6月まで、キャッシュレス決済によるポイント還元事業が実施されていたが、このときは購入額の5%だから、今回はその5倍ものプレミアが付くというわけだ。

 しかし、付与されるポイントは上限5000円。つまり使用するなら2万円程度にしておいたほうがいいということになる。

 とはいえ、おトクであることには変わりない。ならばマイナポイントを使わない手はない。しかし、マイナンバーカードを所持しただけではポイントは入らないのだから、ややこしい。

面倒な手続き

 カードを入手したら、持っているスマホかパソコン、または一部のコンビニや携帯ショップなど「手続きスポット」でマイナポイントの申請手続きを行い「マイキーID」を発行する必要がある。

 このマイキーIDの発行手続きをパソコンでする場合、ICカードリーダーが別途必要なため、スマホで手続きを行う方のほうが多いと思われるが、手続きを行うには、マイナポイントのアプリとJPKI利用者アプリをインストールする必要がある。

 そのうえで、スマホでマイナンバーカードを読み取るわけだが、マイナンバーカードをうまく読み取れないという苦情が続出しているというから、何をか言わんやである。

 しかも、以前のキャッシュレスのポイント還元事業では、paypayを使おうがLINEpayを使おうがポイントは付与されたが、マイナポイントは決済に使えるサービスはひとつだけ。自分でどれがいいか選ばなければならない。設定できるのはそのときの1回のみだ。

ポイント付与も複雑

 しかもポイント付与がまた複雑で、決済サービスによってチャージしただけでポイント付くものもあれば、実際に購入しないと付かないものなど、事業者によってさまざま。

 また、決済事業者によって、ポイントを上乗せするサービスを行っているところもあり、よく吟味する必要がある。

 マイナポイント事業の所管の総務省のチラシを見ると、家族4人で最大2万円分のポイントが付与、とあるが、4人分のマイナンバーカードを申請しなくてはならないし、同一のキャッシュレスサービスに複数のマイキーIDを設定できないので、子供の分のマイナポイントを受け取るには、親と別のサービスを指定しなければならない。

 政府の宣伝文句には偽りはないが、手続きや受け取り方が少々面倒で複雑なのだ。
 
 しかもマイナポイント事業は来年の3月までの期間限定。しかも先着4000万人までという枠が設けられている。

 7月12日現在で、登録者数は210万人程度。どうも面倒な印象が強いマイナンバーカード関連。果たしてマイナポイントでカードが普及するかどうか。