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オリックス株式会社


 オリックス――この社名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。人によっては野球を、または銀行、生命保険を思い浮かべる人もいるだろう。実際、事業は多岐に渡るのだが、常に時代の先端を行くオリックスは現在、何を求め、どう動くのか。今年3月、同社福岡支店長に就任した岩田佳氏に、福岡の持つ魅力を含め、オリックスの今後を聞いた。

オリックスという会社

岩田支店長

 冒頭で書いたように、オリックスの事業は多角的だ。1964年にリース事業からスタートして、現在は金融、不動産、銀行、生命保険、環境エネルギー、事業投資など、事業は多岐に渡る。だか、その中でもメインの事業はなんなのだろうか。

「非常に難しい質問ですね。様々な商材を扱っていますから」

 岩田氏は苦笑する。

「わたしたちの間でよく使うフレーズが、“他にはないアンサーを”というものです。企業には様々なニーズがあります。そのニーズにオリックスとしてどうしたら応えられるのかを常に考え、新しいこたえを生み出す努力をしてきました。その結果、現在のように事業が多角的になっていったのです。自分たちの会社を言い表す時、“多角的金融サービス業”としていますが、今は金融だけではありませんので、金融とサービス業を柱とする会社、という表現が正しいのかもしれません」

 同社は、いきなりまったくの未知の分野、つまり“飛び地”に進出するのではなく、関連する“隣接地”を開拓してきた。それゆえ、多角的に事業を展開していてもシームレスにつながっている。そのため、クライアントからのリクエストにはひとつの窓口でアンサーを提供できるのだ。

事業承継

 以前から、後継者不在等による事業承継の問題が取り沙汰されているが、新型コロナの影響で最近特に耳にするようになった。実際、コロナ禍によってM&A専業の会社には相談が増えているというが、オリックスも事業承継に関する業務を行っている。

「北海道から沖縄まで営業ネットワークが張り巡らされているオリックスのような企業はあまりないと思います。営業担当はお客様のところへ直接伺いますし、地場の金融機関にもお邪魔します。そういう意味では事業承継を事業として成立させる営業インフラを持っていると思っています」

 M&Aというと、合併による再編や企業の売却というイメージが強いと思うが、オリックスが行うのはまず事業継続への模索だ。

「お取引企業の大半が中小企業様ですから、その方々が事業を継続できるようなお手伝いをさせていただくことを主眼においています。今まであった会社がなくなってしまうのは、地域経済において損失があるだけでなく、私たちにとっても痛いことです。ですから、まずはかならず親族内承継の可能性からお話を進めさせていただいます」

 うまく後継者が見つかればいいが難しい場合がある。その時は、“マイクロ事業承継”を勧めるという。

「例えば、後継者がいない場合、オリックスがいったん株式を譲り受けて、後継者が現れたら事業をバトンタッチするスキームがあります。オリックスが事業承継に必要な時間的猶予をご提供するというものです。また、当社だけでできない時は他社と連携しながら解決策を見つけています。オリックスが独立系だという特徴を生かしてどの企業とでも組むことができます。それがオリックスの強みのひとつです。福岡支社のクライアントは1000社以上。グループ会社のクライアントも含めるとその何倍にものぼります。ご相談していただければ、なんらかのアンサーをご提供できると思います」

福岡

 岩田氏は福岡に着任する前は宇都宮支店の支店長で、これまで関東地方を中心に勤務してきたが、この着任で初めて福岡の地を踏んだという。

「福岡は街を歩いていても若い方がすごく多い。企業も若い経営者が多いと思います。そのため、すごく可能性のあるマーケットだなと思っています。栃木県は製造業が多かったため、製造機械を導入するお手伝いなどを中心にしていましたが、福岡はサービス業が多いという印象を受けましたので、不動産関連や福利厚生制度の拡充、コスト削減などのサービスをご提供する機会が増えるだろうと思っています」

 新型コロナによって経済は深刻なダメージを受けた。現在、第3波が襲っているが、これが最後ではなく、第4、第5の波が来ないとは限らない。この状況について岩田氏は「本当の意味でwithコロナの生活スタイルが定着すれば、経済は浮上していくと思います」と話す。

「他にはないアンサー」を導き出してきたオリックス。コロナ禍においても未来へのアンサーを提示してくれるかも知れない。