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中洲「500店閉店」!?コロナ禍でさらに増加「2021年」は壊滅の危機


 新型コロナ感染拡大に翻弄され続けた九州最大の歓楽街、中洲。説明するまでもないが、緊急事態宣言が発出された4月初旬から人の姿が消え、解除後も感染拡大の元凶のような扱いを受け、店が次々に潰れてしまった。

500店閉店

「バブルの崩壊もリーマン・ショックも経験していたので、なんとかなるだろうと思っていましたが、とんでもない。これほどひどい状況になったのは初めて。今までこんなに店が潰れたことはなかったんじゃないかと思います」

 と話すのは、中洲でキャバクラを経営するオーナー。

「ウチに出入りしている大手カラオケ機器業者に聞いた話ですが、3~7月までの間に約200店舗から機器を引き上げたと聞きました。夜の店にカラオケは必須です。そのカラオケ機器を引き上げたということは、店をやめたということですよ。または、長期間店を閉めるか。大手カラオケ機器は2社ありますが、そのシェアが半々とするなら、もう1社のカラオケ機器業者も同数ぐらいの数を引き上げているはず。つまり合わせて400店ということでしょう」

 実際、中洲の様々なお店から「400店が潰れたらしい」という話を聞く。

「ウチは8月は、3~4月より厳しかった。第2波の頃です。あまりにもお客さんが来なかったので、お店を続けるかどうか真剣に悩みました。夏以降に潰れたところもあったから合計で500店ぐらい閉店していると思う」(バー店主)

 しかし、秋ごろ少しお客さんが戻ってきたという。「7割ぐらい戻ってきた」(同)と思っていたところ強烈な第3波が来た。

精神的ダメージで閉店

 別のキャバクラの店主が言う。

「潰れた店の女の子が“社長のところで使ってもらえませんか?”と頻繁に連絡がくるし、別の店の方から“ウチの店を買いませんか?”という連絡も来る。今、そういう話ばかりですよ。儲けが少ないのは慣れてきましたけど、店を経営している方々は精神的に追い詰められてきています。なんのために経営しているのか分からなくなってくるんですよ。金銭的にも精神的にもキツくなって、年が明けたらバタバタと潰れていくんじゃないかと思っています」

 閉店が多かったのは中洲だけではない。国体道路を挟んだ風俗街の南新地でも30~40件が店を閉じたという。

 リーマン・ショックのときも、実体経済に影響が出始めたのは約8ヶ月後。緊急事態宣言が4月はじめだったことを考えるとそろそろだ。飲食店のみならず、助成金やコロナ融資でなんとか延命してきた企業が限界を迎えるころかも知れない。

 2021年は大倒産時代の幕開けにならないことを祈るのみだ。