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「自民党総裁選」菅再選も幹事長人事がカギ 火花散る「安倍・麻生VS二階」


安倍・麻生両氏のシナリオ?

 注目されている自民党総裁選。

 新型コロナの感染爆発に対する国民の不満は高まり、横浜市長選では、菅首相の盟友の小此木氏が敗北。菅首相のお膝元での敗北で「菅首相では選挙が戦えない」という若手議員の不安が募り始めている。

 そんなこともあってか、高市早苗議員、下村博文議員、岸田文雄議員らが総裁選出馬を匂わせている。

 しかし、これらすべて安倍前首相、麻生副総理のシナリオ通りだという。永田町関係者が話す。

「高市氏に名乗りを挙げさせたのは安倍氏の画策。岸田氏が手を挙げやすいよう土壌を作ったわけだ。下村氏が出馬に色気を出したのは単に出馬したいとの意思からのようだが、高市氏は旧町村派、つまり細田派で、下村氏は同じ派閥。同じ派閥で票が割れるのは避けたいところだろうから、どちらかが手を下ろすと思います」

 高市氏か下村氏、岸田氏、菅首相で投票が行われ、決着がつかず、上位2人の岸田氏と菅首相で決選投票が行われる。で、菅首相が勝利というシナリオだという。安倍、麻生両氏が、菅首相を勝たせることで借りを作り、二階幹事長を変えさせる腹だ。

幹事長変更は規定路線

 しかし、一方で「そんなシナリオを描けるほど余裕はない」という意見も根強い。

「コロナ対策もあるうえ、安倍、麻生両氏の派閥の若手が“菅さんじゃダメだ”と強い態度に出ている。安倍、麻生両氏自身は菅首相支持の意見は変えないでしょうけど、若手をコントロールできるかどうか・・・」

 とはいえ、二階幹事長を変えるというのは既定路線。それが菅首相支持の条件となっており、菅首相自身も幹事長を変えてもいいと思ってはいるようだが、二階派との連携は捨てたくない。そのため、どういう調整をするかだ。

 もちろん、二階幹事長は何が何でも幹事長席に居座るつもり。安倍・麻生VS二階の火花が激しく散っているのだ。