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秋山工業〔福岡市〕が破産準備


 令和3年11月26日付の弊社発行の特別情報で既報の(株)秋山工業(法人番号:4290001021467)が12月6日までに事業を停止し、事後を仲家淳彦弁護士に一任し、破産申請の準備に入った。負債額は調査中。 

 同社は管工事業者として㈲秋山工業の商号で設立。昭和52年4月、現代表の中嶋三順氏が事業を継承。その後、平成13年6月に株式会社に組織変更し、平成26年10月、当時の代表の長男が現代表に就いた。

 設立当初から、公営団地の配水管漏水補修工事や赤水対策、給湯器の取り付けなど給排水設備工事を主な事業として、小口は3千円からの物件を年間5000件手掛け、365日24時間体制で対応していた。

 昭和63年頃より冷却パッドの開発に着手して、熱中症対策グッズ「クールインベスト」などを製造。発明好きな前代表による「浸水防止具」や「漏水検知装置」をはじめ「持ち運ぶ枕」など、平成15年頃を中心に特許出願が相次いだが、こうした行為が足枷となって、本社不動産が西福岡税務署から差し押さえられるなど、資金事情は余裕を失い、平成25年6月には代表自宅が早良区役所から差し押さえられたこともあった。売上高はこの間、最大の4億円台から大きく減収に甘んじ、31年2月以降は仕入業者の1社が差入担保を取るなど信用回復が遅れるなか、今年6月16日付けのジャッジメントではファクタリング会社からの資金調達が窺えることを報じていたが、遂には支えきれず11月10日の手形決済が困難で不渡りを出していたこともあり、今回の事態に至った。