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2021年 福岡市のマンション・アパート建設動向


4年ぶりに棟数・戸数とも増加

マンションは過去8年で棟数・戸数とも最多

 福岡市における中高層建築物等の建築時に設置が義務付けられている予定建築物標識の2021年1月~12月分を集計した結果、2021年に設置された標識の中で、用途に共同住宅が含まれている棟数は387棟、戸数は13,173戸であった。前年比では棟数が85棟(28.1%)増加、戸数も3,533戸(36.6%)もの大幅な増加となった。

 共同住宅をマンションとアパートに分類するとマンションは279棟で12,335戸、アパートは108棟838戸であった。前年比ではマンションの棟数は66棟(30.9%)増加、戸数も3,422戸(38.3%)の増加となった。アパートは棟数で19棟(21.3%)増加、戸数でも111戸(15.2%)増加した。

 集計を開始した2014年以降では、2017年の534棟・13,896戸をピークに棟数・戸数ともに減少を続けてきたが、4年ぶりに増加に転じ、戸数は2017年以来となる13,000戸台に回復した。特にマンションは2014年以降の8年間で棟数・戸数ともに最多の数字となった。

共同住宅全体 マンション アパート
棟数 戸数 棟数 戸数 棟数 戸数
2014年 457 9,957 208 8,071 249 1,886
2015年 517 11,932 256 10,013 261 1,919
2016年 507 11,725 269 9,332 301 2,393
2017年 534 13,896 262 11,771 272 2,125
2018年 426 10,519 259 9,151 167 1,368
2019年 324 9,999 234 9,275 90 724
2020年 302 9,640 213 8,913 89 727
2021年 387 13,173 279 12,335 108 838

 区別でみると、棟数は2020年に比べ早良区で1棟減少、南区が同数であったが、東区34棟、中央区19棟、博多区16棟、西区11棟、城南区6棟と軒並み増加した。戸数も南区で18戸減収したが、南区以外は全て増加。特に東区は前年の3.2倍、城南区は1.9倍、西区も1.8倍と大幅に増加した。

 

マンション建築エリアは博多駅南・香椎駅前が11棟で最多

2020年 2021年
マンション アパート 合計 マンション アパート 合計
棟数 戸数 棟数 戸数 棟数 戸数 棟数 戸数 棟数 戸数 棟数 戸数
中央区 46 2,268 2 15 48 2,283 61 2,426 6 25 67 2,451
博多区 52 2,916 14 112 66 3,028 70 3,161 12 91 82 3,252
南  区 41 1,332 11 80 52 1,412 36 1,283 16 111 52 1,394
城南区 6 150 9 72 15 222 8 344 13 96 21 440
早良区 27 810 6 41 33 851 23 812 9 92 32 904
西  区 22 757 14 130 36 887 30 1,459 17 149 47 1,608
東  区 19 680 33 277 52 957 51 2,850 35 274 86 3,124
合  計 213 8,913 89 727 302 9,640 279 12,335 108 838 387 13,173

【マンション】

 マンションの12,335戸をワンルームタイプとワンルームタイプ以外で集計するとワンルームが6,303戸、ワンルーム以外が6,032戸となっており、前年比ではワンルームが1,917戸(43.7%)、ワンルーム以外が1,505戸(33.2%)増加した。

 区別で見るとワンルームタイプは東区が1,239戸と前年の4.2倍の戸数となり中央区の数字に迫る戸数となった。西区も468戸(105.4%)増と前年に比べ倍増、博多区も398戸、中央区も331戸増加した。ワンルームタイプ以外でも東区が1,611戸と前年の4.1倍の戸数となり、中央区・博多区を上回った。南区・城南区・早良区・西区も増加したが、中央区・博多区は減少した。

 20階建以上のタワーマンションは中央区の(仮称)グランドメゾン荒戸2丁目計画(23階)、(仮称)グランドメゾン大手門2丁目計画(21階)の2棟。マンション1棟の戸数が100戸以上の大型マンションは博多区6棟、東区5棟、中央区・西区2棟、南区・城南区・早良区1棟の合計18棟で前年の17棟から1棟増加した。また、マンション1棟当たりの平均戸数は、44.2戸で前年の41.8戸から2.4戸増加している。

 建築場所が最も多かったのは博多区博多駅南と東区香椎駅前の11棟、博多駅南は2020年が4棟と減少していたが、2年ぶりに最も多いエリアとなった。中央区では平尾が7棟で最も多く、続いて清川6棟、薬院5棟、草香江・地行の4棟。博多区では博多駅南11棟、美野島5棟、住吉・三筑の4棟。南区は大橋9棟、井尻5棟。城南区は別府3棟、七隈2棟。早良区は原5棟。西区は姪の浜8棟、九大新町・周船寺の3棟。東区は香椎駅前11棟、箱崎8棟、筥松5棟、千早4棟となっている。

2020年 2021年 増減
ワンルーム ワンルーム以外 ワンルーム ワンルーム以外 ワンルーム ワンルーム以外 マンション全体
戸数 戸数 戸数 戸数 戸数 戸数 戸数
中央区 1,001 1,267 1,332 1,094 331 -173 158
博多区 1,588 1,328 1,986 1,175 398 -153 245
南区 660 672 507 776 -153 104 -49
城南区 74 76 65 279 -9 203 194
早良区 330 480 262 550 -68 70 2
西区 444 313 912 547 468 234 702
東区 289 391 1,239 1,611 950 1,220 2,170
合計 4,386 4,527 6,303 6,032 1,917 1,505 3,422

【アパート】

 構造が木造および軽量鉄骨造をアパートとして分類。東区が35棟274戸と最も多いが、2017年・2018年は700戸台であり、この時期と比べると2019年以降は大幅に減少した状態が続いている。南区・城南区・早良区・西区は棟数・戸数ともに前年を上回った。

※この集計データは新規で提出された標識設置報告書を基に集計したものであり、着工予定時期に着工されていない物件も含まれている。この集計でのマンションには分譲・分譲賃貸・賃貸など全て含まれている。