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寒い季節の到来に向けて~シャボン玉石けん㈱ 川原貴佳氏


「天然石けん成分のオレイン酸カリウムが新型コロナウイルスを99.99%以上不活化させることを実証」(東経情報11月11号より)

寒い季節の到来により、新型コロナウイルスはもちろんのこと、インフルエンザの流行が不安視される中、今回はシャボン玉石けん㈱(北九州市若松区、森田 隼人代表)で研究開発、品質保証に携わり、医学博士の学位を持つ川原 貴佳部長に話を伺った。

東京経済~10 月1 日に「感染症対策研究センター」にて、天然石けん成分である「オレイン酸カリウム」が新型コロナウイルスを99.99%以上不活化させることが実証されましたね。
川原部長~はい。平成21 年12 月にシャボン玉石けん㈱が見識者とともに「感染症対策研究センター」を設立しました。産業医科大学名誉教授の松本 哲朗センター長、広島大学の坂口 剛正教授などと石けんの抗ウイルス効果に関する研究を10 年以上にわたって取り組んでおります。今回はシャボン玉石けん製品に含まれている「オレイン酸カリウム」の効果が実証できました。

東京経済~これまでにも様々な研究をされてきたようですね。
川原部長~インフルエンザなどのウイルスに対する抗ウイルス効果や手荒れ予防、傷の治癒などの研究、実験に取り組み、いずれも効果があることが実証されています。

東京経済~特に、バブルガードにはオレイン酸カリウムが多く含まれているようですね。コロナ禍での反応はいかがですか?
川原部長~新型コロナ感染の拡大により手洗い回数が大幅に増え、効果とともに手肌へのやさしさも重視されています。合成系の手洗い石けんと比較すると無添加石けんが肌に優しいことは実証されています。過去には、医療機関からは合成系からバブルガードに入れ替えたことで、手洗い回数が増加したという報告も挙がっています。

東京経済~アルコール消毒液は使用回数が増えると手が荒れると聞きます。医療施設な
どでは手洗い回数を増やした方が良いようですね。
川原部長~医療施設に限ったことではありません。アルコール消毒液は肌表面に15 秒間以上塗布する必要があります。これは、「医療現場における手指衛生のためのCDCガイドライン」や「環境感染学会の手指衛生資料」などで研究結果が記載されています。従って、店先で見かけますが、アルコール消毒液を手指にサッと塗布するだけでは意味がないということです。アルコールが乾燥せず、手に15 秒以上塗布するためには、手のひらに大量の消毒液が必要になります。

東京経済~アルコール消毒液による手荒れは耳にします。それが大量とは・・・。
川原部長~そうですね。加えて、手が汚れている場合も効果が弱くなるので、手がきれいな状態で使用することが前提です。私自身は手洗いだけで十分だと思っています。肌の弱い方、お子さまや女性にはアルコール消毒液の使用回数を増やすのではなく、手肌に優しい石けんによる手洗いを推奨しています。

東京経済~注文が増加し、生産体制も大変だったのでは?
川原部長~新型コロナウイルスで店頭からハンドソープが一斉になくなった時期がありました。私どもの生産工場は供給を絶やさない方針で、必死に稼働し、多い月で前年比500%を生産しました。サプライチェーンへの影響もあり、大変苦労しましたが、少しでも多くの方に新型コロナウイルスの感染症対策として使用していただきたい一心でした。

東京経済~今回の実証で、バブルガードの期待が一層広がりそうですね。
川原部長~寒い季節の到来でいまだ予断を許さない状況です。感染症予防・対策として、ぜひ、多くの方に使用していただきたいと思っております。
東京経済~本日はありがとうございました。

 


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