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ギラヴァンツ北九州 更なる地域一体の応援を!


ギラヴァンツ北九州『大前進のギラヴァンツが債務超過へ転落・・・勝利給増加が重荷?』 

野球離れが進んだとは言え、球界トップの読売巨人軍は営業収入200億円を超えると言われている。一方、Jリーグトップの集客力を持つ浦和レッズの営業収入は56億2,500万円(2011年1月期)とトップ同士を比較してもその差は歴然。そうした格差は試合数や放映権、広告収入など様々な要因があるようだ。

一方、九州地区に本拠地を置くサッカーチームに目を向けると、2011年にアビスパ福岡がJ2へ降格。一方で、サガン鳥栖が創立15年目でJ1昇格を達成し、現在、J2では4チームが参戦している。九州地区のなかでは、大分トリニータが営業収入11億0,800万円(2011年1月期)でトップ、アビスパ福岡が9億3,800万円(2011年1月期)で肉薄。以下、サガン鳥栖が8億1,600万円、ロアッソ熊本が6億6,800万円、最下位のギラヴァンツ北九州が4億9,500万円である。いずれも最新決算では無いが、いずれのチームも繰越損失を抱え、九州トップの大分トリニータの累積赤字は15億円、クラブ運営の厳しさを物語っている。

そうした環境のなかで、地元クラブのギラヴァンツ北九州は三浦泰年監督を招聘し、平成22年の最下位から昨年は8位へ大躍進。チームの活躍に併行して、J1昇格を目指した体制作りに傾注してきた。飛躍を遂げるなかで、平成24年1月期決算を発表。悪天候や東日本大震災の影響で入場者数は前年比3.3%減となったが、広告などの営業努力によって、営業収入は5億2,000万円(前年比2,500万円増)。反面、選手補強、営業強化によるスタッフ増によって経費負担は膨張し、採算割れを誘発。最終損益▲6,600万円を計上した結果、債務超過への転落を余儀なくされている。

選手・スタッフ拡充などはチーム体制の向上を目的であるため、経営計画に折り込んだものと見られるが、想定外であったのは予想以上に好成績を残し、勝利給が増加したことだったという。チームの勝利は集客やスポンサーへのPRに不可欠であるが、損益上の重荷となるジレンマを抱えていることは否めない。

決算終了後には、地元企業・市民との連携を強化すべく、地元経済界を代表する企業から非常勤役員として3名を選任。平成24年度は営業収入6億4,600万円、当期利益は3,800万円、債務超過の解消を目指した計画が組まれている。先日には、待望の三浦兄弟の対決が実現し、地元サポーターのみならずサッカーファンの目を引く話題を提供。その一方、J1への昇格を目指す地元チームのためには地域一体となった支援・応援が不可欠であると感じられた。


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